情報の構成要素とは?
2016/06/10
今回は情報を構成する要素について考えてみたいと思います。
一口に情報とは言ってもその種類は様々なものが考えられます。
また、情報と一括りにするのは賢明ではなく、その中には正しい情報もあれば、誤った情報もあり、中には何の根拠もなく流言飛語といった噂の域を出ないものも考えられます。
それでは、これらの情報を選別し、正しい情報を入手するためには一体どのようにすべきなのでしょうか。
まずは、情報を構成する様々な要素を考え、その上で正しい情報を入手する方法について考えていきたいと存じます。
情報の構成要素を考える
先に述べた通り、情報と一口に言ってもその種類は多岐に渡ります。
まず、情報を構成する要素として、確実性のあるもの、不確実性のあるものに大別することができます。
その中でも、確実性のあるものは、情報としての正確性を有しており、情報として享受するに充分に足るものとなります。
具体的には、リアルタイムで起きている事件等、今そこにある事実がそれに該当します。
リアルタイムで生じている事象のため、状況により情報が錯綜することはあれど、そう間違った情報にはならないのではないかと存じます。
また、そのような情報は程なくして、情報が修正され、正しい形に落ち着くので、それ程心配する必要はありません。
具体的には報道番組や新聞、又はネット上の信頼できるニュースサイト等の情報がそれに該当します。
これらの情報は、速報性かつリアルタイム性が求められるため、如何に早く正しい情報を提供するかが重要となります。
一方、不確実性のあるものとしては、情報として成立するには不十分なもの、例えば、クチコミや噂レベルに過ぎない流言飛語等、信憑性がないものを指します。
何の根拠もなく発言しているケースや、悪意により情報を捏造しているケース等が考えられますが、いずれも信頼に足る情報ではないため、そのような情報には充分に注意を払う必要があります。
間違っても、そのような情報を鵜呑みにして行動するようなことは避けるべきです。
誤った情報を信頼したことで詐欺行為に遭うこともあり、思わぬ被害を蒙ることがあるので、くれぐれも注意を怠らないようにしてください。
特にネット上には、そのような不確実性の高い情報が氾濫しており、情報の取捨選択能力がより求められます。
よって、基本的には、新聞等信頼のおける媒体やサイト等から情報を得るようにすることが、これらの被害から免れる手段になり得ます。
高度情報化社会が進む中で、もっとも正しい情報を得る手段はアナログ媒体である新聞であることを考えると、情報のデータ化が進む社会で何とも皮肉な話ですね。
少し極端にはなりますが、情報サイト等のコメント欄の記載内容等は気持ち半分くらいで目を通すくらいで丁度良いと思います。
あのような情報は、全てではないにしても、中には誤った情報も混じっており、それらを鵜呑みにすることは危険であると言えます。
正しい情報を入手するためには
普段から情報の質を見抜く目を養うことです。
具体的には、日頃から有益な情報に触れ、不確実性のある情報は信頼しないことです。
ですが、巷には魅力的な情報、思わず飛び突いてしまいそうな情報が溢れており、巧みなキャッチコピー等で情報を選択する目が曇ると、そのような甘い罠に引っ掛かることも充分に考えられます。
残念ながら詐欺まがいな情報や手法で、他者を陥れようと考えている方は少なからずおり、情報弱者はそのような餌に食い付くことで被害に遭うことが考えられます。
このような被害に遭わないためには、日頃から情報を見る目を養い、正しい情報を認識する力を身に付ける必要があります。
具体的には、既に申し上げた通り、信頼できる機関から情報を得ることで、不確実性のある情報をできる限り排除することです。
また、ディジタルディバイド等、情報格差社会において、各人が得られる情報には明らかに差異があります。
誰もが正しい情報を得る機会に恵まれるとは限らないわけです。
今後、高度情報化社会が更なる発展を見せることを考えると、このような情報格差をなくしていく必要があるわけです。
したがって、社会全体でこの情報格差問題に取り組んでいく必要があります。
少しでも情報格差をなくせるよう、誰もが最低限の情報を得られるような社会システムを構築する必要性が叫ばれていると言えます。
私たち一人一人が今一度、高度に発達したこの情報社会を省みる必要があります。