情報を正しく伝えるために

      2016/06/10

情報は発信する者により、その性質を大きく変える可能性があります。

また、情報を受け取った者の解釈によっても、本来とは異なる形で適用されることがあります。

しかし、それでは本来の情報が持つ意味合いが伝わらず、場合によっては誤った内容で適用されることになりかねません。

それでは、一体どのようにすれば、情報を正しく伝えることができるのでしょうか。

今回は、情報を正しく伝えるためには何が必要か考えていきたいと存じます。

まずは、本来の情報として伝わらない阻害要因を考え、その上で正しく情報を伝えるためには何が必要か考えていきたいと思います。

本来の情報を阻害する要因とは

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情報が正しく伝わらない要因として、情報を発信する者による独自解釈や捏造、又は自己に都合の良いように本来の内容を捻じ曲げるといったことが考えられます。

いくら情報が正しいものであっても、それを扱う者の解釈が誤っていたり、ありもしない事実をでっちあげたようなものであっては、それを受け取った者に正しく伝わるはずがありません。

また、正しい情報であっても、発信者の都合の良いように書き換えられたものであっては、受け手側で本来の情報が持つ意味合いを正しく認識することができず、場合によってはその情報を受け取った者に不利益をもたらす可能性もないとは言えません。

よって、情報の発信側で何らかの齟齬があれば、その時点でその情報は正確性を失い、受け手側に正しく伝わらないことになります。

情報はありのままを伝える

このようなことを避けるためには、その情報を伝えたいターゲットを明確にすることと、その情報がどのようなメリットあるいはデメリットをもたらす可能性があるかを理解することが必要です。

その上で、本来の情報が持つ意味が失われないよう、その情報が持つありのままの事実を伝えることが必要です。

決して、独自に意味を付け加えたり、本来の意味を超えた拡大解釈などは行ってはなりません。

情報が情報として成立するためには、その情報を受け取った者がその意味を正しく認識し、適切に運用されるものでなければなりません。

また、最初から悪意を持って情報を提供するケースでは、その時点で情報には瑕疵があり、受け手には誤った情報が伝えられることになります。

この場合、情報の発信側に悪意があることから、その真偽を見抜くのは情報の受け手側となります。

情報の真偽を見極める

先に述べた通り、情報伝達は性悪説から成り立っているので、発信者から提供される情報は常に疑って掛かる必要があります。

つまり、その情報が正しいものかそうでないかを判断するのは、情報の受け手側に委ねられ、私たちは誤った情報であることを判断しなければならないのです。

しかし、本来伝えるべき内容が、発信者の主観などで捻じ曲げられることはあってはなりません。

よって、情報は常に監視されることでその正確性を維持する必要があります。

既に述べた通り、情報を扱うのもそれを管理するのもまた人なのです。

最終的には、私たちは人を信じて行動するより他ないのです。

少なくとも、相手に正しく情報を伝えたい場合は、ありのままの内容をそのまま伝えるようにしましょう。

情報を正しく伝えるためには

変に誇張したり主観などを加えると、本来の意味合いが失われてしまう可能性があるため、情報は本来の意味を維持した状態で、かつ簡潔に伝えることが大切になります。

相手に正しく情報が伝わらないことで、思わぬ誤解を与え、相手に損害をもたらしたり、または自身が損害を蒙る可能性があります。

また、正しく情報を伝えても、受け取った相手の解釈により、本来の意味で伝わらない可能性があることも忘れてはなりません。

だからこそ、情報は常に本来あるべき姿で、発信する側も受け取る側も正しく解釈することで初めて成立するわけです。

決して伝言ゲームのように不確実性のあるものであってはならないのです。

私たちは情報を誤って解釈することのリスクがあることを常に意識する必要があります。

その上で、情報は発信する者、受け取る者双方にとって有益なものでなければないのです。

情報は正しく伝えられてこそ初めて意味を成すのです。

 - 現代情報概論