河合敦の著書は?歴史家と日本史講師の顔を持つその人気の秘密に迫る!?
2016/11/30
昨今のお寺ブームの流れに乗って始まった「お坊さんバラエティ
ぶっちゃけ寺」に度々出演されている河合敦(かわいあつし)さん。
その個性溢れる独特の解説と斬新な切り口が話題となり、歴史解説者
として人気を博しています。
その河合敦さんが、6月13日(月)テレビ朝日系列にて放映予定の
「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺 3時間スペシャル」に出演
されます。
そんな人気、実力ともに申し分ない河合敦さんがどんな人物なのか、
プロフィール、学歴、経歴、主な著書から紐解いていきたいと思います。
河合敦さんのプロフィール
名前:河合敦(かわいあつし)
生年月日:1965年生まれ
出身地:東京都町田市
職業:歴史研究家、歴史作家、大学客員教授等(2016年6月現在)
大学の客員教授として、学生さんに教鞭を振るっておられますが、
歴史研究家としての面が強く、数多くの著書、メディアでの露出
など精力的に活動されています。
お顔を拝見した感じでは幾分若いイメージがありましたが、
2016年で51歳になられるようです。
研究者として脂が乗ってくる頃合ですので、今後のご活躍
がますます楽しみです♪。
それでは、次に河合敦さんの学歴について簡単に見ていきたい
と思います。
河合敦さんの学歴
高校:東京都立成瀬高等学校
大学:青山学院大学文学部史学科
大学院:早稲田大学大学院博士課程(日本史専攻)
大学で史学科を専攻され、大学院に進まれたことから、
まさに歴史研究家になるべくしてなられたことが伺えますね。
見事なまでの歴史畑です。
尚、小学生の時に自宅の裏庭から縄文土器らしいものを発見したこと
が切欠で歴史に興味を持たれたようです。
それにしても縄文土器が自宅から出土するなんて凄いことですね(笑)。
河合敦さんにとっては、まさにこれが運命の出来事になったわけですね。
むしろ、衝撃的な歴史との出会いと言えるでしょう。
一概には言えませんが、歴史好きになる方って幼少期に何らかの切欠が
あるものなのかもしれないですね。
勿論、大人になってから歴史好きになられる方もおられますけどね。
実はわたしも歴史に興味を持ったのは小学生の時でした。
わたしの場合、学級文庫にあった「まんが 日本の歴史」を偶然手に
取ったのが切欠で、戦国時代編がとても面白く、みるみる歴史の世界
にのめり込んでいきました。
恐らく歴史の好きな方は、このように何らかの切欠で日本史に興味を
持たれることと思います。
少し語弊があるかもしれませんが、歴史の世界に入られる多くの方は、
日本史から入られる方が多いと思います。
わたしはその後、あることが切欠で日本史から世界史へと舵を切ること
になりますが、河合敦さんは自身が志した日本史研究の道を突き進まれた
わけですね。
尚、あることについては後述致します。
わたしは、河合敦さんのように、研究家の道へは進みませんでしたが、
今でも歴史に興味があります。
子供の頃はよく日本のお城巡りをして、各地を方々としたものです。
河合敦さんのように、今でも歴史ロマンを抱き続け、それを職業に
されている方は素晴らしいと思います。
是非、未来ある若者に歴史を語り継いでいって頂きたいと思います。
それでは、次に河合敦さんの経歴について見ていきたいと思います
河合敦さんの経歴
当初は都立高校や私立高校で教職を務めておられたようです。
2016年に私立高校の教職を退職され、現在多摩大学客員教授、
早稲田大学非常勤教師を務めておられます。
また、教職としての顔以外に、歴史研究家、歴史作家としても活動
されており、数々の蔵書を世に送り出しておられます。
更に、高校で27年間教鞭を執ってきた経験を活かし、講演会や
メディアでの歴史解説など幅広く活動されています。
長年の高校教師生活で培われた、誰にでもわかるように噛み砕いた
丁寧な説明と、面白く斬新な解説が受け、日本史講師の第一人者
としての地位を築かれています。
読売テレビ系列の「世界一受けたい授業」で河合敦さんのことを
知った方も多いと思いますが、ここまで楽しく歴史解説をして
くれる方は貴重だと思います。
こんな感じで時代劇風に面白おかしく語ってくれます。
特に「サザエさん」を題材にした教え方は有名で、源頼朝の系図
をサザエさんの登場人物になぞらえてわかりやすく解説している
のが何とも斬新ですね。
ちなみに、テレビ朝日系列「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」
にも度々出演されてますが、歴史問題以外はあまりお得意ではない
ようです(笑)。
わたしも出来ることなら、こんな面白おかしく歴史を語ってくれる
先生に巡り遭いたかったものです。
先の説明で、わたしのことに少し触れましたが、日本史に興味が
あったわたしが世界史に鞍替え(笑)したのは、まさにそういう
楽しく日本史を学べる機会が得られなかったことにあります。
今にして思えば、あの時日本史が好きになれていたら、わたしは
今頃まったく別のことをしていたかもしれません。
大学受験を控える大事な時期ではありましたが、受験対策とばかり
の暗記一辺倒の教科書棒読みの日本史授業にまったく身が入らなく
なり、次第に日本史から遠ざかっていきました。
そんな折、自らの実体験を授業に取り入れ、毎回楽しく語ってくれる
世界史の先生に巡り遭いました。
その先生は、暇さえあれば世界を飛び回ってネタを仕入れ、面白おかしく
世界史を教えてくれました。
このような先生は、受験戦争真っ只中にあった当時、世間から見れば
少し変わった方だったのかもしれません。
ですが、受験ではない、本当の意味で歴史を教えてくれる先生に巡り
遭えたことはわたしにとって幸せでした。
わたしはその先生に、歴史の本質を教えてもらったことで、受験の
出題傾向なんて関係ない、歴史の楽しさとその奥深さを学ぶこと
ができました。
恐らく、長年高校教師として教鞭を執られた河合敦さんもそのような
先生だったのかもしれませんね。
今の面白おかしい語り口調と、何にでも積極的に取り組む好奇心旺盛な
姿勢から考えても、きっと生徒に人気のある先生だったのだと思います。
今は大学で教鞭を取られていますが、そこで学ばれている学生さんにも
きっと定評があることだと思います。
わたしも河合敦さんのような先生に巡り遭って日本史を学ぶことが出来て
いたらと思うと、運命の悪戯のようなものを感じざるを得ません。
ですが、今改めて日本史の楽しさを再認識することができ、先生には大変
感謝しています。
元々わたしは日本史が嫌いではなく、むしろ大好きな部類でしたからね。
勿論、今でも大好きですが、新たな日本史の学び方を知ってより一層
興味を持つことが出来たのは、先生の影響が大きいと思います。
それでは、次に河合敦さんの主な著書を軽く見ていきたいと思います。
河合敦さんの主な著書
最近のものから過去に遡っていきます。
尚、沢山お書きになられているので、代表的なものをピックアップして
ご紹介させて頂きます。
河合敦さんは、主に、近現代史の自由民権運動や日露戦争などを研究
されており、著書も自ずと、その辺りの時代のものが多くなっています。
このことから、河合敦さんは近現代史にお強いようです。
「ぶっちゃけ寺」を見ていると江戸時代辺りも相当お詳しそうですけどね。
むしろ、先生の著書の傾向を見ていると、どの時代も満遍なくカバーされて
いますね。
改めて凄い先生だと思います。
【河合敦さんの代表的な著書】
タイトル:お姫様は「幕末・明治」をどう生きたのか
発刊年:2016年
概要:幕末から明治という激動の新時代に生きた大名夫人や娘たちの生き様
を語っておられます。
タイトル:真田幸村 家康をもっとも追いつめた男
発刊年:2015年
概要:真田幸村の強さと魅力を人間性、心理的駆け引き等様々な側面から
検証されています。
タイトル:世界一わかりやすい 河合敦の日本史B 南北朝~近世
発刊年:2015年
概要:受験生向けに、武家社会の成り立ちからその崩壊までを、楽しく
わかりやすく説明しています。
動画講義も見られるようです。
タイトル:読めばすっきり!よくわかる日本外交史
発刊年:2013年
概要:弥生時代から現代に至る日本の外交史を振り返り、今に繋がる
外交のあり方を考えます。
タイトル:世界一おもしろい江戸の授業
発刊年:2007年
概要:江戸時代にどのようなことが行われていたのか、独特の切り口
で斬新に語ります。
他多数あります。
どの著書も、従来の教科書的な常識を打ち破る、河合敦さん独自の視点、
研究成果を元に執筆されており、歴史マニアには溜まらない内容となって
いるようです。
歴史ロマンを感じたい方は、お手に取ってみるのもいいでしょう。
それでは、最後に河合敦さんについて纏めて締めたいと思います。
河合敦さんまとめ
幼少の頃より歴史の世界に魅了され、歴史一筋の人生を歩んで来られた
河合敦さん。
長年の高校教師生活を活かし、ユニークな語り口調で、聞く者の心を捉えて
離さない洗練されたその話術。
その一風変わった授業法で、多くの学生から支持を集め、日本史講師という
枠組みに捉われない柔軟な発想と、斬新な切り口で次々歴史の謎を解明して
いく姿は見事という他ありません。
これからも、その魅力的な語り口調と、独特の切り口で、新たな歴史観を
切り開いていかれることでしょう。
そして、ますます活躍されることでしょう。
新進気鋭の歴史学者である河合敦さんからは、これからも目が離せないですね。